ユメタカノハダイ Blue moki
最大 Max size: 全長 90cm TL
生息層 Depth range: 10m-100m

●形態・特徴: オーストラリア南部にも生息する。非常に似た魚のCopper Mokiと間違わられる事がありニュージーランドでは単純に両者を「モキ」とだけ呼ぶ事も多い。背部は青灰色で、いくつかの短い濃い帯状斑紋が見られる。側面から腹部は白銀色。小さな胸鰭に厚い唇、硬くて大きな鱗に覆われている。成長スピードは普通で大型になるのに30年ほどかかる。平均で50cm〜70cm、大きなものは90cmにもなる。近海では小さい魚の方が一般的。

●生息環境: ニュージーランド全域に生息するが南島の方がより多く生息する。特に北島東海岸のEast Capeからクライストチャーチ付近のBanks Peninsulaの水深20mから100mに魚影が濃い。産卵は冬場の7月から9月でギズボーンのPoverty Bayが知られている。幼魚は波の荒い近海で過ごし、成長と共により沿岸に移動する。岩場や海藻につく小さな無脊椎動物などを捕食するが、より岩礁帯に近い砂地での捕食活動が一般的。

●釣り: ネイピアからウェリントン間でポピュラーに釣られる。岩場の近くにある砂浜や小石の浜で浜からの投げ釣りの対象魚。伊勢海老や剥き身の貝を針につけ、ゴム紐で縛って遠投する。

●食味: 産卵シーズンは底引き網で、一般的にはセットネットなどで捕獲され鮮魚店で売られている。白身で美味しくいただける。



24th October 2011 Jones Bay, Tawharanui Peninsula, 60km north from Auckland 全長 71cm

15th July 2010 Jackson Bay Wharf, West coast, South Island

11th October 2007 Fish Mart(Fish Shop), Auckland 全長60cmTL