マカジキ Striped Marlin
最大 Max size: 重量 429kg
生息層 Depth range: 0m-200m

●形態・特徴: カジキ類はマカジキ科とメカジキ科の2種類に分類され、マカジキ科は10種類に分類される。マカジキ科の魚は吻が伸長し英名は先のとがった棒状のマーリンスパイクという道具に由来する。体側に鮮やかな水色の横縞模様がみられる事から英名はストライプドマーリン。メカジキとは違い体表には細かい鱗がみられる。ニュージーランド水域ではマカジキとクロカジキBlue Marlinが非常に似ているが以下の3点で判別がつく。

マカジキ Striped Marlin: 背鰭の高さが体高とほぼ一緒。鱗は普通に剥がれる程度。尾鰭がクロカジキに比べ小さい。
クロカジキ Blue Marlin: 背鰭の高さは体高の約半分程度。鱗が非常に剥げやすい。尾鰭がマカジキに比べ大きい。

●生息環境: 世界中の熱帯・温帯海域に広く分布する。単独か、数匹ほどの小さな群れで外洋表層を回遊する。

●釣り: 大物ゲームフィッシングの対象魚としてニュージーランドでもっともポピュラー。多くのアングラーが熱い夢を持ってマカジキを狙う。水温が24℃になる夏場の12月から4月がシーズン。

●食味: マグロ延縄・トローリングなどで漁獲される。旬は秋から冬で、マカジキ科10種の中で最も美味しいといわれる。薄い赤みを帯びた橙色の身は脂分が少なく淡白な味わいで刺身が美味い。色変わりがしにくく生食料理に適する。日本でも昔から人気が高く、高級料亭などでもふるまわれる。冷凍しても品質が落ちにくく、フライやムニエルなどにもされる。またコールドスモークやサラミといった加工法も格別に美味しい、一般的には海のハムとまで呼ばれている。





11th April 2016 Whangaroa 重量 133.9kg

18th February 2012 Whangaroa 重量 77.7kg