ディープシーコンガー Deepsea conger
最大 Max size: 全長 100cm TL
生息層 Depth range: 400m-1000m


●形態・特徴: バッサナゴ属。Deepsea conger又はHaily congerと呼ばれ最大で100cmにまで育つ。背鰭軟条数が306-319胸鰭軟条数は15。体色はピンクがかった茶色で腹部にいくにつれ薄くなる。鱗は無く皮膚には多数の微小突起を伴う、英名のHailyとは「アラレ」の意。下顎は上顎よりかなり短い。口裂は眼の中央にまで達する。背鰭及び臀鰭の縁辺部が黒い。
ニュージーランド水域にはこの種に非常に良く似たヘリグロアナゴBassanago bulbicepsという種がおり英名Swollenhead conger又はSwollen-headed conger eelと呼ばれる。Swollenheadとは「腫れ上がった頭」の意。以前は同種とされていた事もあったが、この種は最大50cmまでにしか育たない点、背鰭軟条数が327-363胸鰭軟条数は16等の点で区別がつく。

●生息環境: ニュージーランド全域及びオーストラリア東部の水深400m〜1000mの深海に生息。



19th July 2011 Southeast Ocean of New Zealand, Caught by Tomimaru 87 Fishing Trawler